等々力渓谷とところてんと青のり

最近、「こんな都会の真ん中に手つかずの自然が」というフレーズに弱いのです。

 

 

サプライズ感、あと非日常感。

 

白金にある自然教育園がそんな感じ。

 

昔の屋敷跡があった関係とかで、長らく手付かずの自然が残っている。

 

 

シロガネーゼとプラチナ色のドンペンが闊歩する白亜の街並みから、一歩入るといきなり山の中。

 

f:id:puyobike:20180421192255j:plain

f:id:puyobike:20180421192259j:plain

 

こういうところは、入る時のギャップ感もあるのだけど、出てきた時に、いままでなんか夢を見ていたような気がする、そんな感じも好き。

 

 

仕事で疲れてたりすると、こういう非日常感を求めたくなるんですな。

 

 

 

そんな土曜日の朝、運動不足だったので、土曜の朝に乗りたくなる。

 

ということで、城南エリア「こんな都会の真ん中に手付かずの自然が」スポット、等々力渓谷に行ってみることにした。

 

等々力渓谷

 

世田谷区にあって、なんせ「渓谷」なのです。サプライズ感ありそう。

 

 

自宅からだと結構近くて物足りないので、一旦第二京浜多摩川まで出て北上しようかな。

 

 

なんか最近走ることが多い第二京浜。都心に近い割に信号ストップが少なく、車線数も多いので走りやすい。

 

幹線道路なのにあんまり危ない思いしたことない。適度にアップダウンもあって飽きない。

 

閉店したワイズロードの脇を通ってしばらく行けば矢口渡。

 

 

 

なんか、今日は大きな交差点には必ず警官が立っている。

 

週末にご苦労様です。

 

 

多摩川沿いを走る。

 

川沿いを走る時にいつもわからないのは、左岸と右岸、どちらを走るべきか。

 

どちらかの岸だけ道が整備されてたりして、走り心地が全然変わるんですね。

 

葉桜を眺めながら、ファミリーの間を縫ってゆるゆると。

 

 

丸子橋が近づくとラクロスの試合場があって、大学生くらいのチームが試合してる。

 

フィールドで戦ってる選手たちに向けて、観戦しているチームメイト達がみんなでエールを送ってる。

 

なんかこういうの、懐かしいなあ。

 

彼らにとっては、エールのノリだったり、今日の勝負の行方だったり、はたまた帰り道のご飯だったりがすごく重要なことなんだろうな。

 

こういう年齢で、チームスポーツとか、友人と何かに熱中する経験って、贅沢で楽しいことだと思う。

 

何かに熱中する過程で出来た友人というのは、これはこれで特別な絆が生まれる気がする。

 

野球コートもあって、こちらはもう少し小さい子達がゲームしてる。親御さんがちらほら。

 

ああ平和だよ日本の週末。

 

 

 

田園調布。家は大きいけど、お店とかなくて、地価が落ちてきていると聞いた。

 

でも、昔ながらのお店とかちらほらあって、案外味のある街なのかも。

 

 

等々力に着く。

 

川沿いから離れてすぐに、高級住宅街の雰囲気。

 

綺麗に整備されている坂を登り、等々力不動尊に自転車を置いて階段を下っていく。

 

これはすごい!ハイキングっぽい姿で歩いているおばさんたちがいる。高尾山か?

 

細長い渓谷で、幅はないんだけど、1kmくらい続いているらしい。

 

木に囲まれているだけでなく、アップダウンがあるのが非日常度に大きく貢献している。

 

鯉の池を横目に見ながらたどり着いた、風情あるお茶屋でところてん。300円。

 

酢醤油がライド後の舌に心地よい。

 

 

つるつる~

 

つる

 

つるつるつゴフッ

 

 

のりを吸い込んでむせる。。

 

平安な時が過ぎていく。

 

都会に住んでいても、こういう自然ある場所が家のそばにあるかないかで、生活は大きく変わるんだろうな。特に子供のうちは。

 

お茶屋から出て、思わず深呼吸したら、山の空気のにおい。 

 

水があって苔があると、こういう空気ができるんですね。

 

この空気をいろはすのペットボトルに詰めて持って帰りたい。

 

 

パン屋でも寄っていこうかと思ったけど、もうお昼時だから帰らねば。目黒通りを高速走行して帰宅。

 

25kmくらいで大満足。週末は一度はこうやって乗る時間を持ちたいな。